袋帯は着物との相性が大事

袋帯コーディネートはこれでバッチリ!

着物のコーディネートでもっとも頭を悩ませるのが、着物と袋帯の組み合わせ方ではないでしょうか。
袋帯にはびっくりするほどいろいろな柄があります。
また、着物や帯には柄の合わせ方に決まりや通説がありますから、ますます悩ましいですよね。
失敗しない袋帯のコーディネート方法を知りたくありませんか?

季節の柄を避ける

袋帯にも着物にも、たくさんの「文様(もんよう)」があります。
文様とは、単純な柄(がら)ではなく、意味のある柄です。どういうときにどんな文様を使うなど、一定の決まりや通説があります。
これらすべてを網羅するのは大変です。よほどの着物好きでなければ、まず無理でしょう。
ですから、店頭に並べてある袋帯は、いつでも使っていい文様のものを選んで展示されていることが少なくありません。
ただし、ひとつだけ注意が必要なのが「季節柄」です。
季節柄は特に染めの帯に多く、一般的には植物の文様です。
たとえば、あじさいは梅雨から初夏、もみじは秋といったように、季節に合わせて使います。
季節柄の帯を違う季節に締めていると恥をかくこともあるので、できるだけ避けた方が賢明です。

大きな柄は覚えられやすい

袋帯の文様の大きさは、大きく分けて小柄と大柄の2種類に分かれます。
小柄の袋帯は控えめで上品な印象を与える一方、大柄の袋帯は華やかでダイナミックな印象を与えます。
どちらがより着物に合わせやすいということもなく、それぞれに相性があります。
着物と帯に同じ色が入っていると合わせやすいので、色数の多い袋帯ほど、合わせやすい傾向にあります。
また、大柄の袋帯の方が、意外と着物を選ばないようです。
着物姿では、一番真っ先に目がいくのは帯です。前姿でも後ろ姿でも、やはり帯に目が行きます。
ですから、インパクトのある大きな柄の袋帯は、覚えられやすいという難点もあります。
注目を集めたいときには効果的ですが、何度も続けて使うにはあまり適していません。
大きな柄の袋帯は、一張羅ではなく、とっておきの1本という位置づけで選びましょう。

吉祥の柄を着物と合わせる

袋帯は、色だけでなく文様も着物と同じものを選ぶと、合わせやすく失敗しません。
最近の着物は、特に礼装用の場合、文様は1種類ではなく、たくさん入っています。
「吉祥尽くし」とも言われ、おめでたい文様が何種類も入っているんです。
風景文様ではあまりみかけませんが、植物文様や幾何学文様では同時に複数の文様が使われています。
この中のどれかひとつと同じ文様の帯を選ぶと、意外と相性がいいことが少なくありません。
帯にもたくさんの吉祥文様が入っているものがありますが、ひとつでも着物と同じ文様が入っていると、つながりが生まれ、しっくりきます。
色無地の場合は、帯に着物と同じ色が入っていなくても、小物で色につながりを持たせる方法もあります。
逆に、着物と同じ色合いの帯を選んで、小物でアクセントを強調するのもおしゃれなコーディネートですね。